それも、不景気等の社会的要因で職に就けない若者達。
それが、本場イギリスから言葉が輸入される際に、何故か
「自らの意思で働こうとしない若者」という風に誤って紹介された為、
ひきこもり等と同一視され、本来ならば
「社会構造をどう変えるか」、という視点で語られるべき問題であるのに、
日本では「怠け者の本人をどう鍛えるか」、
みたいな視点で語られる様になってしまったそうな
（『ニートっていうな！』http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334033377/503-7024320-3291933?v=product-description&n=465392）。
統計的にどうかは知りませんが、自分の周りですと、
良い大学を出たものの就職難で就職出来なかったとか、
就職したものの余りの激務に体または精神を壊して辞めたという人が多いです。
あとは、親の介護で辞めたまま再就職できないとか。
それを果たしてストと云うかというと……？？？
また、ニートは企業に取って利は有っても害は無い存在だと思うのです。
何故なら、
・ニートの多くが親の収入で生活していると思われる為、
貯蓄にまわってしまう可能性の有った資本が、
ニートに因る消費分、企業に還元される。
・親世代が引退していよいよ働かざるを得なくなると、
職歴の無い、またはブランクの長く空いた30代以降の人間の働き口は限られる為、
低賃金で福利厚生の必要ない非正社員として企業が低コストで使用する事ができる。
からです。
収入が無いor安定しない為に結婚出来ず、
結果として子供を産まないのは企業にとってマイナスかも、と思いますが。
火炎瓶とかストというと、その少子化の方が当てはまる気がします。
確実に消費者層が減りますし、
『自らの生きている間現状のシステムが維持される』ことが期待できなくなりますから。
尤も、
政府が色々対策を打ち出す→経団連が潰す
という繰り返しを見ている限りでは、
企業にとっては少子化なんて別にどうでもいい事なのかも、とも思います。
自分は、人類は増えすぎなので少子化に因って静かに衰退していくのが良いと思います。
先進国以外にも広がると良いです。
自らの分身を残そうとする事を含めた、
『在り続けようとする意思』から脱却できると良いと思います。
