埼玉大学校歌(案)


これは、2006年に、国立埼玉大学が校歌を公募したのに対して、
歌詞部門に応募したもののボツった作品です。



▽応募用紙の「解説(作品に込める意味・製作意図)」に書いた文書

 誰が聞いても楽しい校歌を、ということを最優先に考えました。
 校歌や社歌というものは、極論ではありますが自画自賛の歌であるので、強烈な愛校心・愛社心を持つ者以外にとっては、別に面白くも何ともないものになりがちです。いくら優れた校歌でも、一部の人にしか愛されないのでは勿体無いものです。
 また、校歌や社歌は往々にして堅苦しいものが多く、数多の流行歌が氾濫する現代社会で耳の肥えた若者に、興味を持って貰う事が殆どできていません。一度耳にしたら忘れられないような校歌でなければ、若者のハートを掴む事は難しいと考えました。
 埼玉大学関係者だけでなく、校歌を耳にした全ての人が楽しく嬉しくなるような校歌こそが、地域社会や国際社会に真に開かれた大学に相応しいとの想いを込めて作りました。




▽応募した歌詞

埼玉大学校歌


【1番】

けやき並木に酸素を貰い
我等の頭脳は冴え渡る

闇を照らす一条の光
埼玉大学 太陽の化身
輝ける埼玉の星よ
目指せアダムスミス 超えろソクラテス

君よ流せ 血と汗と涙 惜しみなく
たとえ我が身土に還れど 埼玉大学は永遠ぞ
夢は宇宙へ いいえ異次元の彼方まで


【2番】

太く流れる荒川の
飛沫に煌く我等が叡智

無限の知性で宇宙を救う
埼玉大学 銀河の希望
紅玉よりも輝けるもの
目指せニュートン 超えろアインシュタイン

汝睦め 愛と情け 不二の邂逅
次に生まれて来た時も 埼玉大学で学ぼうぞ
夢は宇宙へ いいえ亜空間の彼方まで


※ 解説
・けやき並木
 北浦和駅から埼玉大学周辺までの道は通称「埼大通り」と呼ばれ、
 日本一長いけやき並木で、歩道にけやきが植えてあります。
 植えた当初は予想してなかったのでしょうが、
 今や地中で根が成長し過ぎて歩道がボコボコです。
・睦め(むつめ)
 埼大の文化祭は「むつめ祭」と呼ばれます。
 「睦め」(仲良くしなさい)が語源らしいです。





▽応募しようと思ったけど流石にやり過ぎだと思って止めた歌詞

埼玉大学校歌


【1番】

凄いぞ我らの埼玉大学
世界に誇れる賢者を育成
鍛え抜いた この大脳で
見せてくれよう底力

埼玉大学一丁! アイヨー!
嗚呼 埼玉大学 埼玉魂

東京大学には敵わないけど
そんじょそこらの大学には負けない予感
医学部ないけど 気にするな!


【2番】

凄いぞ我らの埼玉大学
知性みなぎる賢者が躍動
磨き抜いた この知性
怒濤の知識は 大海の如し

埼玉大学一丁! アイヨー!
嗚呼 埼玉大学 埼玉魂

京都大学にも敵わないけど
そんじょそこらの大学には負けない予感
駅弁とか言うのは この口か!