鷲宮神社の らき☆すた痛絵馬レポ
(現地レポ)
らき☆すたで有名になってしまった埼玉県の鷲宮神社に、
2008年元旦に行って見ました。
らき☆すたと鷲宮神社の関係については説明不要と思いますが、
知らない人は検索してみて下され。
一応この場でも最初に言っておきたいのですが、
らき☆すたヲタの襲来について、初期の新聞報道とかでは
「近隣住民が不気味がり、治安の不安を訴えている」とか
好意的でないニュアンスで書かれる事もありました。
しかし、その後、
神社側が記事上でヲタに好意的な発言をしたり、
地元商工会が らき☆すたグッズを出し始めた事もあって、
新聞報道も(記事によっては痛絵馬も含めて)好意的なニュアンスへと変化して行きました。
2008年元旦においても、
(痛絵馬の賛否を別にすれば)特にヲタ襲来の弊害らしきものは見受けられませんでした。
これぞ、マナーを守った正しい聖地巡礼が功を奏した好例でありましょうぞ。
東武鷲宮駅の改札を出ると、いきなり手書きの案内が。
おお、これはOPに出て来る あの橋。
ここもOPに出てる場所ですね。
この辺では元々有名な神社なので、かなりの参拝客が来ています。
大半は普通の家族連れです。
風景を もっと沢山撮りたかったのですが、
商工会の方や参拝中の一般人を やたら写すのも悪いんで自重しました。
因みに、よーく見てると、地元コミュニティーの様子が推測できて楽しいです。
らき☆すたを熱心に扱っているのは商工会だけの様です。
らき☆すた絵馬を売ってる商工会テントに、20〜30代の お兄さんが何人か居たんで、
多分その人達が熱心なのかなと。
一人はサンドイッチマンまでやってました。
で、地元婦人会あるいは商工会婦人部と思われる女性達のテントには
らき☆すた色は全然ないんです。
神社本殿の お札や破魔矢を売ってる巫女さん達の所にも、
らき☆すた関連の物は一切ありません。
この事から、商工会が強くプッシュしている様子と、
地元婦人会あるいは商工会婦人部、そして神社自体は、
商工会の強い影響下には無い事が伺えます。
では、こっからが本題。
絵馬です。
ようく見や。ここに日本文化の神髄が……。
志望校の合格祈願。
こなた付きですが、まだ普通な方です。
オンリーイベント主催者と思しき、イベント成功祈願。
下2枚、上手ですね。
上の2枚のチープさは別の意味で光ります。
特に左上の簡素ぶりは、
侘び寂びの領域に至りかけているのではないでしょうか。
上の写真の左下の絵馬。
神社には黒サインペンしか備え付けがないので、
わざわざ色鉛筆を持参したと思われます。
しかも「古手」の文字から、
ひぐらしのなく頃にの古手神社も聖地巡礼した猛者と推測されます。
頑張って下さい!
神様も私も全力で応援します!!!
皆さん! 日本の未来は暗くなんかありません!!
この様な若者がいる限り、日本はまだまだ大丈夫です!!
ごめんなさい!!
私が間違っていました!!
やっぱり日本は もう駄目です!!!
ハングルで書かれたインターナショナルな痛絵馬。
マーシー先生に翻訳して頂いた所、
「2008年 祈願 正月
夏・冬コミケ誕生!
(みさお)『コミケは私達の青春だ!』
(つかさ)『コミケ!?』
ミサオは俺の嫁! 」
と書いてあるそうです。
刮目して見よ! オタ文化が世界を覆い尽くす歴史を我々は目撃しているのです。
そう思っていた時期が私にもありました……。
原作ネタと神社という場所の見事な融合です。
ちゃんと痛いながらも、このまっとうさは随一です。
申し訳御座いません!!
生きてて申し訳御座いません!!
どうか その素敵な笑顔のまま、ワタクシメを縊り殺して下さい!!!
筆跡が違うけど構図と絵馬サイズが一緒なんで、3人で書いたのかしら。
こういうのサラっと描ける人は羨ましいのう。
しかし「脱ロリ」って、
特殊性癖の克服を神社に祈願する「駿河城御前試合」の変態剣士ですか。
感動した!!
いかんともし難い閉塞した日本の社会情勢に感動した!!