!!!!!………………………………クックック……!

殺人鬼3、578 2

 

                バンジー田中

 

奴(アンサン)は、生きていたよ。
『愚かなるドモンめ。愛に怯えるパンサーの端くれめ!おお!我らがのルよ!蘇れ!』
バーーーーーーーン!!!
『ドモンダモシャ!!!』
モシャリ!モシャリ!!
そして・・・
のル復活!!!(大宮の工場から蘇るのル!)
駆けつけるカニパンサー。
それは早すぎる出来事だった。
蘇るのルに寄生されるアンサン。
『新しき顔よ!今ここに!』
カニパンサーから放たれた顔は、宙を舞った!!
『ぐぎっ・・・ぐがぼ・・・』
『ちいっ!』
寄生されたアンサンにアンサンは裏を取られた!
なんという速さ!
寄生アンサンの舌は通常のアンサンの2倍伸びた!
(つまり3メートル)
貫かれたアンサンは地に伏した。
『やはり無駄か・・・』
呟くカニパンサー。
『だいじょぶモシャ。こんなときこそ・・・』
反応する寄生アンサン。
『・・・ドモニングドアー!』
『ぐがぎゃぐ!!!』
ドモンに飛びかかる寄生アンサン。
ドモンが死に、ドアだけが残る。
ドアが開く。
皆の意思に背き。
その光とも闇ともいえない、見えない力によって。
   開けてはいけない!
そこに待つのは全ての死!
そして、最後のドアが開かれる。
 
皆が見た。
寄生アンサンさえもその奇跡を確認した。
 
そこにはシン様がいた。
 

 

殺人鬼3、578 3

ドガガッ!
まともに戦えるのは、シン様だけだった。
シンは最強の肉や!(関西弁)
呟くカニパンサー。
『ま、まさか・・・』
シンの周囲を光が包む。
『ぐぎゃごげご!』
咆哮する寄生アンサン。
そのとき!
シン様が寄生アンサンを光の矢で貫いた。
叫ぶ寄生アンサンに2本目の矢を放つ。
『キッシャアアアアアア!』
『えっ?』
2本目の矢を放った瞬間だった。
その時シンは一瞬だがすきを見せたのだ。
奴が滅んだ瞬間を確かめたのだから。
黴菌(バイキン)メンと怒菌(ドキン)サンでさえかなわなかったあののルに勝ったのだから。
シンに死の闇が迫りつつあった。
 

 

・蓬注

 左上の2人が黴菌メンと怒菌サン、

 右下はアンサンだと思われます。

 右上は読みにくいデスが、

 のル(さん)

 (さんを付けないと殺される。

 (組織に))

 と、書いてあります。

 

 

 

3、578 4

アンサンの(正確にはのルの)触手はシンの心臓をうまくかわしてその周りを取り囲みそのままシンのからだの外へとり出した。
そして、食べた。
『いやああああっほう!』
全てはカニパンサーの仕組んだ罠だったのだ!
殺されたアンサンは蘇った。
ソレにのルが半分だけ乗り移った。
『ぐげっ?』
『ぐげっ?』
ボンボンッ!
『ばっ爆発しやがった!』
突然爆発した2体のアンサンにカニパンサーは驚いた。
そう・・・
全ては奴の策略だったのだ。
シンの作戦が成功した。
光の矢がアンサン体内のLOVEと触れ合ったのだ!
 

 

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LOVE『僕はね。神だからね。』
(こっ、こいつそんなことを考えてやがったのか?NASTY BABYなSEPTEMBERだね。さすがにパキスタンの食生活に傷がつくよ。)
シン『ところで君は誰だい?』
LOVE『僕はけちるよ。』
シン『おまえはLOVEだ!』
LOVE『ああ、その通りだ。』
シン『君の創造主は誰だ?』
LOVE『・・・グ・・グギャグ!の・・・のル様だ!グギャグ!』
(やはりな。こいつカニパンサーをすでに忘れている。つまり、のルに支配されているということか!)
(内側から破壊してやる!)
!!!
のル(精神体)が現れた。
のル『・・・・・・・・・』
限りなく神と等しく無に等しい存在。
 

 

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のルの詩(トニーヴァージョン)

             作 ボンバー山田

僕様をなめるなよ
猫を殺せ
猫を殺せ
猫の生き血を捧げよ!
猫はこの世から死滅せよ(狂乱のトニー)!
ゴルを呼べ!(サビ)
早くしろ!
貴様も殺すぞ!
  台詞 ジャパン大好きさ
     ジャパンはいい国のつもりらしいが
     パキスタンの勝ちよ
 

詩が終わった。
シンは精神崩壊と共に闇へと消えた。
LOVE『ナーーーオ』
咆哮。
 

 

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と、思いきや、シンの精神体は死んだふりをしただけだったのだった。
ギャロンシン様の力のおかげでのルにうまくすきが作れた。
しかし、ギャロンシン様の力でものル%を越えることはできないことは承知だった。
シンは意を決した。
シンの体内に含まれた爆弾を作動させた。
『ぐぎゃごあ!』
『これがギャロンシン様の力だ。』
シンのからだが燃えさかる。
一瞬シンのからだが光った後大きな爆発が起こった。
シンの周囲約1キロメートル四方に爆発は及んだ。シンはカニパンサー、アンサン、のル、と共に死の闇へと消えていった。
太陽は薄い雲に隠れるところだった。
10分後
静かな雨がおとずれた。
 

 

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爆発の中央。
シンが命をかけてのルの核を破壊した辺りの遥か上空。
のルの『死』の状態にある細胞が集まりつつあった。
長い再生。
12、3分ぐらいで再生は完了した。
『死』んだのルは、『生』き返った。
のルは辺りを見回しているようだった。
北。
カニパンサーの家があった。
・・・
カニパンサーの家にはのルが近づきつつあるということを知らない二人組がいた。
嘱(ショク)『おい、カニが出かけていったのは1時間くらい前だったよな。』
彼ー(カレー)『ああ、野郎僕様が声をかけてやったのに無視しやがった。俺たちの星もあいつが破壊しやがったんだ』
 

 

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嘱『10時か・・・』
彼ー『遅いな』
嘱『ああ』
ガタッ!
嘱『何だ!』
ゴトッ!
グアッ!
ガッシャーーーン!
ガラスが割れた。
異様な気配が辺りを包む。
その時!彼の後ろに黒き影が迫った。
嘱『おいっ!』
彼ー『ぐ・・・!お・・・おいっ!ぐ・・ぐぐ』ズシュウウウウウ・・・
ヴンッ!
彼ー『!』
ヴッシャアアアアア
突然、彼の右半分が何者かにえぐられたように消えた。
 

 

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彼ーの意識は完全に消えた。
そして、再生。
のルに脳および神経を乗っ取られた左半分の彼ーは、何の予告もなしに嘱に襲いかかった。
ガシャーーン
またガラスの割れる音がした。
嘱『また敵か!』
彼ーの攻撃をかわしながら嘱は辺りを見回した。
嘱『ギャロンシン様!』
ギャロン『あたしをなめると、後で痛い目に会うよ。』
と言い残し、ギャロンシンは去った。
嘱は床に落ちていた、バズーカを手にとった。
しかし、それを取ろうとした瞬間、彼ーは顔からでた刃で嘱の両手を肘の辺りから切り取った。
ヴシャアアアアア
飛び散る鮮血。
嘱『ぐ・・・だがその程度じゃまだまだ甘いな』
彼ー『しゃああああ!!!』
 

 

・蓬注

 右上はギャロンシン、

 中央は彼ーですが、

 左は誰だか不明デス。

 ギャロンシンは

 あたしをナメんじゃないよ!

 調子乗ってっとブチ殺すよ!

 と言ってます。

 

 

 

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ギャロンシンが再び来た。
ギャロン『あんた、ちょっと調子にのってんじゃないのかい。もしそうだったら殺すよ。』
と、言い残しギャロンシンは再び去った。
嘱『まずいな、もげとが復活してしまう。』
もげと。
究極の人(20年間チャンピオン)
モス王も大絶賛の15才。
(ちなみに現王朝は13代モス王の息子、モスJrこと、モス14世)
ドカーン!
ゴロゴロ・・・
もげと登場〜
もげと登場〜
もげとの怒りを恐れるな!
(もげとの怒りの100倍だよーん)
さらに恐れていたことが起こってしまった。
そう
ニコニコマン体操である。
 

 

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ニコニコマン体操

              作詞 ヤン小林

お〜〜〜い、ニコニコマン体操だよ〜〜
集まれ〜〜〜
ちっちゃくたって、ニコニコにっこりニコニコマン!
おなか!
ポンポンポンコポンポンポコポーーンポン!
いなーーいなーーい、バイバーイ!
 台詞 殺す
    殺す
    それも出来る限り残虐な殺し方で。
    殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す
     殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す
    殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す
    とくに犬。
    本気で殺す。
    トニー様の力をお借りして。
    金も奪い取ってやる。
 

 

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ニコニコマン体操と共にプードル(ピンク)の着ぐるみを着たガキと、犬が現れた。
その周りには3、4才位の、てんとう虫の着ぐるみを着たガキが5人いた。
『むかつくガキ共だ!』
もげとの怒りが爆発した。
ドッカーン
右手で一人、左手で一人ずつガキを捕らえるとそのまま首を支点に持ち上げた。
『ぐあああ・・・』
ガキは数分間、もがき苦しんだ後、生き絶えた。その死体をプードルの方に投げた。
DADADADA!
もげとはプードルに、その姿に似合わないスピードで迫った。
その両手がまるでT2のTー2000の様に刃の形に変わった。
プードルの腹部に冷たい刺激が広がり、ピンクの着ぐるみが赤く染まった。
 

 

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犬『何だ?』
犬にはあまりの速さに、この出来事を理解するのに少しばかり時間がかかった。
確実な死が迫りつつあった。
それを理解した上で犬はスタンガンを構えた。
(このスタンガンはてんとうのガキを殺すために用意したものである)
犬『まさかこんなところで役立つとはな・・・』
プードルから刃が抜かれる。
もげとの怒りは異常なまでに高まっていた。
暇になった3人のガキはハイパーヨーヨーで遊んでいた!
『ガキィィィィ!!!』
はぁっはぁっはぁっ!
もげとの息が荒くなる。
『死ねぇぇぇぇーーー!!』
後ろを向いていたガキの首をその刃で切り落とした。
『速いっ!』
 

 

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残りの2人はその場から飛び退いた。
2メートル離れると、二人は、ポケットからナイフを取り出し、それを構えた。
ガキ『金を出しな!』
と、その時ギャロンシンがきやがった!(笑)
『あんたなんかに金に関して言う資格なんてないんだよ!』
と言うとギャロンは、鬼棍棒(バットに曲がった釘が刺さったもの)を構えた。
『死ぬよ!この場で死ぬよ!』
と、言い残しギャロンは去った!
『なんだ?あのばばあは・・・。』
ドッッッッッッッ・・・ゴッ!!!
鈍い音がした後、一人のガキが倒れた。
『あたしをなめんじゃないよ!調子に乗ってる奴は皆こうなるんだよ!いいね!分かったね!分かった奴から片っ端からぶっ殺すよ!』
ギャロンの一撃で死んだガキをギャロンはおもいっきり蹴飛ばすと、もう一撃加えた。
 

 

3、578 16

ギャロンは口だけのばばあだ!
ギャロンに逆らう奴は後ろから命を狙われる!
(これは、ドモンの中に入って18年、N氏のことに関する事と同じです。ちなみにN氏の事は国家機密でその秘密を知ったものはサウジに殺される、とのこと。これを喋った私も12時間以内に抹殺されるでしょう。)
ギャロン『猫はどこだい?早く出しな!あたしは今、無性に猫を殺したくて腹が立ってんだよ!』
ガキは野良犬の尻尾を切りながら言った。
ガキ『そんなの知らねーよ』
ギャロン『うわあああああ!調子に乗るんじゃないよ!おまえを殺す!』
ギャロンは鬼棍棒を振り落とした!
ボッ・・・グッッッッ!!!
鈍い音がした後、赤い水溜まりが辺りに広がった。
もげとがピクリと動くと異様なスピードで森の中へ消えてった。
辺りに再び静けさが訪れた。
 

 

3、578 SP

この謎が謎を呼ぶ物語の推測(これも一つの見方にすぎないが)。

 

1、アンサンの儀式。

 最初の場面にアンサン(1体目)が、死んでなかったことをN氏の情報から推測できます。(N氏はドモンの正体ですが、物語中ではスタントマンを使用しました(つまり、別人)。また、N氏は小声でしか、喋りません!N氏について少しでも知ってると、サウジアラビアのエージェントに抹消されます(これも、アッラーの奇跡の一つに過ぎませんが)。)

N氏『アンサンは、のルを蘇らせようとしてたよ。けど失敗して取り込まれたんだよ。』
だ、そうです。

 

2、嘱のバトル。

 嘱のバイオレンスな戦いは途中で終わっている様だがどうなったか、バンジー氏に聞こうとしたところ、その頃、バンジー氏は、何者かによって殺されていた。推測ですが、この原稿の輸送中のヘリがジャックされ、その何者かに書き換えられたと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  亜程時間抜け請い消さん透き梳き〜舎欄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・蓬注

 これが、殺人鬼の掲載された高校の文学部誌デス。

 「別冊」とあるのは、

 この号はイカれた文章が沢山提出されたので、

 私やバンジーのは隔離された為デス。

 左下がギャロンシン、

 右上と右下は殺人鬼とは無関係と思われます。

 このページの3枚の絵は、

 全てバンジー本人によるものデス。