キャラ:「痕」の「柏木千鶴」
スケール:1/8
発売元:岡山フィギュアエンジニアリング
発売時期:多分2000年代前半頃


我、五体目にしてエロフュギュアに挑む。(論語風)
それに加え、周辺物も少し手を加えて作ってみました。

露出の多いフィギュアは パーツが大きく複雑になりがちで、
表面処理が大変です。
両腕が付け根で分割されていたんで、
接合後に脇の継ぎ目を消すのに非常に手間取りました。
もう最後は、下地塗料(ファンデーションホワイト)を滴るほど吹き付けて
表面張力で滑らかな表面を作りましたよ。
パテ盛りとヤスリの無間地獄に陥るよりは早いであります。



人目を憚るパッケージ



尚、パッケージには「爽やかHフィギュア・パラダイス!」なんて
かなりラリってないと書けない宣伝文句が書いてありまして、
まぁ このフィギュアなら百歩譲って「爽やか」の範疇に収まらんでも無いのかしらと思いますが、
その後 ディーラーの性癖を大きく捻じ曲げる一大事でもあったのか
2007年6月現在の岡山FEのサイトを見るに
現在の作風は「ギトギト☆ドえろフュギュア叫喚地獄」の様相を呈しております。



今回最大のパーツ。
この腹筋の造形の美しさが、このフィギュアのキモだと思います。
今回は、元々の腹筋の造形が非常に良いと思ったので、
自分で腹筋に手を加える事はしませんでした。



では、例によって筋肉が映えるように
モノクロにしてコントラスト強調。
見よ 陰影が浮かぶまでに掘り込まれた腹筋。
見よ 弩弓の如く力強い曲線を描く第十二肋骨。(シグルイ風)



腹筋を横から。
下腹が不自然に引っ込んでなくて、リアルに出ています。



漸く完成品の写真。
頑張って磨り合わせたつもりでしたが、
脚の付け根に隙間が出来てしまいました。
しかも左足が大分 浮いてしまってます。



顔アップ。
いつもながら、眼が上手く描けません。
口が何となく、アヒャってますね。(´゚∀゚`)
手と缶ビールの間にある黄色い物は、
缶が落ちない様に止めてるマスキングテープです。



右側から。
前髪パーツにも少し隙間が……。



左側から。
うーむ、左足が浮いてるから
この角度から見ると 尊師が空中浮遊してるみたいに見えますな。



髪パーツの分割線が、標準状態だと不自然なんで手を加えました。
この様に、後れ毛パーツの根元がモロに四角いので、


後頭部パーツに、赤点線で囲まれた三角部分をパテで付け足します。


すると、付け根の不自然さが若干改善された様な気になります。



後ろから。
左足に何があったって感じですな。
右脚の付け根の継ぎ目がズレまくってる……。



黒い土台は、100円ショップで買ってきた既製品コレクションケースの土台部分です。
上に透明カバーが付きますが、
サイズがギリギリなんで 収納風景は非常に狭苦しく、
「起きて半畳 寝て一畳」という言葉の無理さ加減を体現するかの様です。



今回、色々と小物に凝ってみました。
黒い台の上にある水面は 「なみいたくん」(有限会社オオクボ)というジオラマ用素材で、
「青い紙」と「波打った透明な板」で構成されてます。
その上の砂地は 駄菓子のビッグカツじゃなくて、 ラッカーで茶色に塗ったスチレンボードに
ジオラマ用シーナリーパウダー(多分着色オガクズ製?)を 木工用ボンドで付けました。



3つの缶は、ガレキに(未塗装状態で)付属してる部品です。
パッケージの作例では、アサヒビールが非常にリアルに再現されてました。
そのままでは面白くないと思い、アホヒビールにしてみました。
ラベル柄をPC上で適当に描いてTooのタトゥーシール(透明タイプ)に印刷し、
ラッカーで銀色塗装した缶に貼りました。
誰も要らないでしょうが、せっかくだからpdfファイルにして配布します。
右2つは、ピョコタン巨匠の著書「赤いアホ汁」「緑のアホ汁」風にしてみました。
ラッカーで銀に塗った後、エナメルのクリア塗料で赤・緑の着色したんですが、
ムラになるわ 色の濃さの調整が難しいわで 余り上手く出来てません。
ところで この缶、クラシックなプルタブですわね。



地面に落ちてる水着も、ガレキに(未塗装状態で)付属してる部品です。
先程の缶ビールと相俟って、
「酒は飲んでも呑まれるな」
という教訓を見る者に強烈に訴える 非常に示唆的なフィギュアとなっています。



アルコールは節度を守って 程々に。
飲んだら吐くな 吐くなら飲むな。



それと、いつぞやの自作包丁は、
このフィギュアに握らせる為に作りました。
むぅ、右後方に 良い感じで怪しい影が。



尚、前髪を外して額に傷を描くと、
エリア88の サキ・ヴァシュタール司令に……見えませんね今回は。



せっかくだから、髪パーツを全部 外して見ましょう。
何ですか、この面妖な生物は。



髪パーツで普段は見えない肩甲骨周辺。



そうそう、楊枝をラッカーで茶色く染めて、丸太を作ったんです。



不自然な形の無人島に漂着して助けを求める謎の知的生命体。(ヘリ視点)



魔人の斧を持たせて見ましょう。
おお、これも右後に超兄貴ばりに妙に頼もしい影が……。
最早、助けを求める態度に見えません。
鬼に金棒、その一言に尽き申す。
(魔人の斧は、トレーディングフィギュアの
 ドラゴンクエスト レジェンド アイテム ギャラリー
  「第1弾 伝説のアイテム編」のものです。)