魔女っ娘妖精物語 あっぷるマリィ
 小説版キャラ紹介

新キャラとか後付け設定とかが発生したら随時追記します。

目次
 マリィ・深淵関連
  白林早苗   あっぷるマリィ   ミツマタ
  洞狸庵   コウゾ
  洞狸八百乃進一宗   リンゴ泥棒
 夏人関連
  皆川夏人   マンゴーボーイ   夏人の父   篠崎サオリ
 早苗の家族
  早苗の祖母   早苗の父
  早苗の母   早苗の姉
 林檎ヶ丘村の異様な面々
  村長   村長の孫娘   役場のお姉さん
  中学校の校長先生   中学校の野球部長
  沼畑村議   赤城村議   宇鉄村議
  土矢村議   桑田村議   照島村議



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■白林早苗(しらばやし さなえ)
 ド田舎の人外魔境、林檎ヶ丘村に住む推定14歳。
 家はリンゴ農家で、家族は祖母・両親・姉が居たのだが、
 諸般の事情により第1話から独り暮らしになってしまう。

 母親が村外出身なので、遺伝的に半分は普通の人間なのにもかかわらず、
 林檎ヶ丘村民としても特に優れた身体能力を持ち、
 将来は村議員の座も掴めるだろうと期待されている。

 幼稚園児の様に好奇心一杯で脊椎動物が大好き。
 かなり頭が悪いが、
 村の知的レベルが相当低いので、これでも学校の成績は上の下。


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■あっぷるマリィ
 早苗の変身した姿。
 力士や牛馬を投げ飛ばせる程の身体能力を持つ。
 リンゴ泥棒を狩るのが使命だが、あまりやる気がない。
 「魔女っ娘妖精」と言うのは単なる自称であり、
 深淵での正式な肩書は「林檎羅刹」。

 元々ある身体能力が大幅に上がっているが
 別に魔法が使える様になる訳でもないので、
 変身前後で あんまり能力的に違っている様に見えない。

 ミス林檎ヶ丘にされてしまったので、
 頻繁に役場の広報活動に利用されている。


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■ミツマタ
 深淵より来た二足歩行し喋る茶色い猫侍。
 非常に実直で堅く、機密保持の為に 二足歩行を見た者は全て殺す。
 江戸時代は、庵の家の飼い猫だった。
 庵の父の狂人ぶりに周囲はドン引きだったが、
 ミツマタだけは忠誠を尽くしていた。

 当初は服を着ていないつもりで文章を書いていたが、
 挿絵の都合上、中盤からこっそりと眼帯と袴姿が装備されている。

 挿絵:瀬峰氏@九条組
 

 

 


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■洞狸庵(どうり あん)
 古参の農狂戦士。
 農狂の始祖、洞狸八百乃進一宗の娘。
 ミツマタ同様、江戸後期から生きているが
 11〜13歳くらいで時間が止まっている。
 深淵最高の術者であり「腐の森の魔女」と謳われるが、
 肉体的には脆弱。


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■コウゾ
 アンの相棒で、ミツマタの弟の白黒猫。
 ミツマタと毛色が全然違うのは、父猫が違うかららしい。
 服装は虚無僧。
 力と速さはマリィ以上で、深淵最強の身体能力を持つが、
 喋れず知能も単なる馬鹿猫の為、単独での任務遂行は不可能。
 庵の言う事や考えている事は何となく理解できる。
 何も考えずに行動するので良く周囲を巻き添えにする。


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■洞狸八百乃進一宗(どうり やおのしん かずむね)
 洞狸が苗字、八百乃進が通称、氏姓は無くて、一宗が諱、という事にしとこう。(超適当)
 農狂の始祖。
 庵の父で、ミツマタ・コウゾの飼い主だった。
 農業の敵を狩る事に全てを捧げ、
 手段の為には目的を選ばない狂人だったが、
 猫と幼女だけには優しかった。
 現代に生まれていれば、立派なメンヘル系武闘派ロリヲタになっていたであろう。


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■リンゴ泥棒
 一応宇宙人らしい。
 体はガスボンベみたいで、表面が金属で中が液化ガス。
 次々襲来するが、林檎ヶ丘村が異常過ぎるせいで影が薄い。


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■皆川夏人(みながわ なつひと)
 早苗の再従兄はとこ。多分18〜19歳。
 早苗の母と、夏人の母が、従姉妹同士にあたる。
 高校時代は東京に居たが、今は林檎ヶ丘村の隣町にある農業大学に通っている。
 実家も その隣町にある。
 バブリーに豪遊する他の学生を尻目に、学生運動の残り火に身を投じる。

 普通の人間なので全然強くない。
 ましてや、林檎ヶ丘村では小学生にも圧倒される。
 エロゲーの主人公みたいな特徴の無い風貌をしている。


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■マンゴーボーイ
 夏人の変身というか変装した姿。
 服を変えているだけなので強さは全く変わらない。
 武器は火炎瓶。
 金属粉や硫酸を使った殺傷力の高い火炎瓶も作れるが、
 威力の弱いプレーンな灯油タイプしか使う度胸が無い。


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■夏人の父
 幼少時からライトなオモシロ性犯罪を繰り返す、心優しい性犯罪者。
 特異な人徳の為、いい歳だが周囲から可愛がられている、というか甘やかされている。
 3児の父だが実は童貞。


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■篠崎サオリ(しのざき さおり)
 日本一えげつない週刊誌『週刊下衆』の記者。
 元は林檎ヶ丘村の住民で、村役場職員として広報誌を作っていた。


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■早苗の祖母 白林征海(しらばやし いくみ)
 早苗の父方の祖母。
 夫は硫黄島で戦死した。
 戦前から一貫して村最強の名をほしいままにし、
 戦後直後から10期40年の長きに渡り村議会の議長の座を守り続けた。
 名誉議長の称号を持つ伝説の村議。
 村最強の格技団体、大東亞槍術会の会長だった。
 その他、リンゴ販売組合長・林檎ヶ丘村母の会会長も兼ねていた。
 1987年の統一地方選に際し、体力の限界を悟り議員を退く。

 性格は厳格や暴虐を通り越して魔神的。
 殺めた命の数は数え切れない。
 征海の支配する苛烈な家庭環境に耐えられず、
 息子は出稼ぎから帰らなくなり、嫁は蒸発し、孫のうち一人は心身を壊し、
 白林家で まともに生き抜いたのは早苗だけであった。

 第1話でミツマタに山に捨てられる。


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■早苗の父 白林征一(しらばやし せいいち)
 征海の一人息子。
 早苗より数段強いが、
 林檎ヶ丘の人間としては珍しく
 ごく普通の常識と優しさを持っていた。
 しかし同時に、精神的な弱さも持っていた為、
 苛酷な家庭環境に耐えられなくなり 仙台への出稼ぎから戻らなくなる。

 出稼ぎでは恵まれた体躯を利して工事現場で働いてる。
 ノンケなのだが、ガチムチなのでホモにモテて困惑している。


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■早苗の母 白林藤(しらばやし ふじ)
 隣町から嫁いで来た普通の人間。
 征海からの様々な迫害の末、発狂同然で失踪する。


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■早苗の姉 白林広瀬(しらばやし ひろせ)
 早苗とは逆に、母方の血を強く受け継いでおり、心身ともに脆弱。
 2歳の時に盆踊りで回復不能な重症を負い、心身の発達に大きく支障を来たす。
 以来、殆ど喋らなくなり、身長の伸びも大幅に停滞。
 早苗より2歳上なのだが、殆ど小学生にしか見えない。

 第1話で征海と共に、ミツマタに山に捨てられた。
 その後は消息不明だが、
 祖母から逃げる様に徒歩で南下し仙台まで到達して
 父親と再会したとか
 仙台四郎の再来として現地で可愛がられているとか
 根拠の無い噂があるが真相は定かではない。


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■村長 屍原松平(かばはら まつひら)
 あまり頭は良くない上、林檎ヶ丘村の人間としては身体能力も低いが、
 笑顔と情と金とコネと癒着の力で、村民の厚い信頼を得ている。

 先代村長は現村長の父。
 林檎ヶ丘村の村長の座は、名士の家で代々引き継がれ、事実上世襲制とも言える状態。


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■村長の孫娘 屍原青梅(かばはら おうめ)
 林檎ヶ丘小の児童会長。
 村長とは正反対で、知にも武にも優れ、徹底した暴力と恐怖による統治を行う。
 若くして照島村議と桑田村議の技の一部を会得し、
 土矢建設の土木作業員を自在に従える。

 後に、林檎ヶ丘中総代の座を巡り早苗に一方的に抗争を仕掛ける他、
 成人後は合併後の新市における旧林檎ヶ丘地区の反乱を主導する。


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■役場のお姉さん あやめ(名字不明)
 あらゆる役場関係の催事で見掛ける。
 林檎ヶ丘では文字通りエスパーより希少な大卒なので、
 妙に村長から信任されているが、
 本人の忠誠心とやる気は低い。
 加入率が滅茶苦茶低い役場職員組合の副書記長。
 弓が使えるが戦闘能力は村では並程度。


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■中学校の校長先生
 村出身の教員。
 ジャージにネクタイを付ける50歳くらいの男性。
 教育方法は異常だが、生徒に慕われている。
 毎週の朝会での話が非常に長く、100時間近くに及ぶ事もある。
 校長自身は自由で前衛的な考え方だが、
 村長とその仲間達が作る右に偏りまくった教科書を
 「面白いから」と受け入れて使っている。

 公立小中学校の教職員なので県の職員なのだが、
 昔から全然異動せず、ずっと林檎ヶ丘中配属になっている。
 どうやら県の教育委員会からマークされており、
 定年まで異動無しで林檎ヶ丘中に隔離される方針の模様。


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■中学校の野球部長
 中3の男子生徒。
 野球部は早苗や他の部員が幽霊部員なので、毎日校長と練習している。
 野球部長・中学校総代・生徒会長・級長等、様々な役職を兼務するが、
 各学年に生徒が2〜3人しかいない為であり、特別カリスマ性がある訳ではない。
 強さは早苗と良い勝負だが、知力と野球の腕なら上回る。


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■沼畑(ぬまはた)村議
 親村長派でも反村長派でもなく、
 議題によってどちらに付くか分からないが基本的にリベラル寄り。
 公冥党所属で、村内の葬価学会員の長。
 80歳を超えた爺様で村議中最高齢だが、あらゆる神通力を使いこなす。
 ハゲてる。
 うっかり仲良くなると、逝教新聞を毎日無料で届けに来るようになる。


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■赤城(あかぎ)村議
 反村長派で共酸党所属。
 60歳手前らしい。
 村議中、唯一の大卒で、現在は夏人の通う農大で社会学の非常勤講師をしている。
 夏人は師と崇めている。

 赤魔術の神髄を極めた初老の紳士で、
 化け物揃いの村議の中では見た目も性格もマトモな方だが、
 ド田舎なので共酸党員と言うだけで ご近所から色々な迫害を受けている。
 かつて妻子がいたが、その迫害の為に村から去って行った。


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■宇鉄(うてつ)村議
 反村長派で社怪党所属。
 元国鉄労組幹部。
 60歳過ぎの親父だがボディービルダーの様な筋肉を誇る。
 若い頃はストでブイブイ言わせたらしい。


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■土矢(つちや)村議
 親村長派で痔民系会派。
 村唯一の土建業者「土矢建設」の社長夫人。
 夫と共に、村の土建予算に多大な影響力を行使する。
 60代半ばで白髪を紫色に染めてる。


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■桑田(くわた)村議
 親村長派で痔民系会派。
 70代。
 白林征海の引退後、議長の座を引き継ぐが、
 前立腺ガンの手術で入院する事になり、早々に土矢村議に議長の座を譲る。

 村の農家のボス。
 副業で造園業も営んでおり、
 町内に同業者が居ないので、公共施設の植栽・剪定関係の仕事を独占している。
 白林征海が行方不明になった後は、大東亜槍術会・リンゴ販売組合長の会長職も引き継ぐ。
 しかし白林征海よりも年上なので、自分も引退時期を探っている。


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■照島(てるしま)村議
 親村長派で痔民系会派。
 40代前半(団塊の世代)と議員中最年少で、唯一髪が黒い。
 自身は大学に行かなかったが、大学に行った村外の友人らが学生運動していたので、
 夏人と多少は会話が成立する。

 ガラス屋のオヤジで、電気設備や水道設備も多少扱えるが、
 頻繁に間違えて漏電火災や漏水事故を起こす。
 町内に同業者が居ないので、公共施設のガラス等の仕事を独占している。
 元々特殊なルールを用いていた村の野球チームのリーダーだったが、
 後に同チームを戦略野球隊へと変革させた立役者。